タウンコレクティブとは?

いま、東京を始め日本の全国各地で、空家になった住宅は増加しつつあります。今後人口が減っていく中で、住宅の数は全世帯数よりも既に多くなっており、家が余るという現象がさらに顕著になっていくと考えられます。

空き家がある事で地域が寂れたり、火災や防犯の問題など多くの不安を地域住民が抱えることにもなっています。高齢化も進み一軒家に一人で住む高齢者も多くなり、地域コミュニティの衰退などにより孤立や孤独死の問題も出てきています。同様に、若者は、非正規・派遣など不安定な雇用の仕組みになった事で、就職も収入も不安定になる人が多く、なかなか安定した人間関係のあるコミュニティの中で住まいを得る事が難しく、親元から独立できなかったり、独立しても孤立しがちです。

こうした住まい環境の中、増える空家を活用し、多様な人がかかわり合って暮らす地域コミュ二ティを再構築していけないか? という試みが、
タウンコレクティブ構想です。

その仕組みは、少し大きめの空き家をコモンハウスとして、コレクティブハウスのコモンルームの様に皆が寄り合って住まいの延長として共同で運営する。
2~3人はコモンハウスに住む人がいてもいい。
そして、周辺半径200メートルから500メートルくらいにある他の空家(一戸建て/アパートマンションの空き住戸など)をネットワークして、コモンハウスを運営するメンバーが新しい居住者として暮らし、コモンハウスを中心に まちに多様な人々のコミュニティを再生する。そして、それが地域に暮らす人たちとのつながりに広がったり深まったりしていくことで、

「街ぐるみのコレクティブな暮らしを実現していこう」

というが、タウンコレクティブ構想「空家からコミュニティを再生しよう」の骨子です。
CHCのコレクティブハウジングの暮らしづくりの仕組み、経験、アイディアが、街中でも活かされることで、より多くの人が地域の中でつながりのある暮らしができるようになる、そんなまちづくりを目指しています。

タウンコレクティブコンセプト

 ☆ タウンコレクティブの紹介

1. タウンコレクティブ 「上北沢コモンズ」

概要
 上北沢コモンズは、世田谷区上北沢3丁目にあります。
 大家さんが高齢になり使われなくなった戸建住宅を『住まいとしても、つながりの場所としても』活かし、住むだけでなく地域の皆様やその他の活動団体にも利用していただける場として使い続けていくことを目指しています。
 耐震改修および内装のリフォーム工事をおこない、2016年4月より運営を始めました。
 4人の住まい手がシェアで暮らしつつ、1階の8畳の応接間と6畳の和室は、子育て・高齢者支援などの地域団体への貸し出しを行っています。

上北沢コモンズ外観

このハウスについてのお問い合わせは 下記にご連絡ください。
 ・ 居住に関するお問い合わせ E-mail : kyoju-ch@chc.or.jp(担当:宮前)
 ・ コモンスペースの貸し出しに関するお問い合わせは、こちら
 ・ 見学希望や その他のお問い合わせ  :下記事務局まで

* この事業は、世田谷区の『平成27年度 世田谷らしい空き家等地域貢献活用モデル』として採択され、耐震補強、リフォームなどの費用の一部を助成されています。



2. タウンコレクティブ 「エコダハウス」

 高齢の親世代が亡くなり、子供も使用しなくなった、広い一戸建てに、3〜4組の住まい手がすみつつ、大きなキッチンやリビングをコモンルームとして地域にも開いていこうという試みが、2013年6月からはじまっています。住まい手のつくったハウス案内リーフレットこちらをご覧下さい。

エコダハウス外観 エコダハウスコモンスペース

空き住戸情報

住戸タイプ 空き戸数 住戸面積 家賃 備考
一部屋 1 10畳
(クロゼット2間分)
65,000円 入居済
※ エコダハウスへの居住に関するお問い合わせは、kyoju-ch@chc.or.jp まで。

居住者のブログ
http://town-collective-shin-egota.blogspot.jp/

― エコダハウスの経緯 ―

練馬区豊玉にある一戸建てが空き家になり、相続した方が「菊名の家」のこと知って、地域ともつながりを持ちつつ、空き家を活用して暮らすという考え方を持つ人に是非住んでもらいたいという依頼がありスタートしました。
CHCの居住希望会員を中心に見学したところ、とても快適で共用の部分も豊かであり、シェアをしつつ地域で暮らし、外に開くコモンハウスにも対応できそうな住宅であるということで事業化を検討した。
10畳の洋間が2つ、8畳の和室+4畳の洋間にそれぞれ3組の居住者がすぐに決まり、タウンコレクティブのコモンハウスとして、近隣の中野区にコレクティブハウスづくりを目指している「中野チーム」にも参加をよびかけ、コモンハウスと近隣の中野チームが最初のメンバーとして、タウンコレクティブの仕組みづくりや運営を始めるところである。


 ※ このハウスでは、見学会を開催しています。詳しくは → こちら



3. としま タウンコレクティブ プロジェクト

本プロジェクトは、『地域とつながりをもちながら暮らしたい人のための居住支援事業』として、平成24年9月、豊島区居住支援協議会のモデル事業に採択され、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、空き家・空き室等を活用した居住支援の仕組みを広げていくための居住支援事業として事業化を進めています。

「地域とのつながりをもちながら暮らす」ことをテーマとしたタウンコレクティブを豊島区内で展開します。居住者は多世代の方々を想定しており、説明会を通してこのような暮らしをしたい方を募り、多様な方々のコミュニティづくりの支援をCHCが行います。

住まいの形式として、共用スペースとなるコモンハウス用の住宅(ここにも3~4名居住)と、その周辺に住む人たちの住宅という構成を想定しており、コモンハウスはNPOコレクティブハウジング社が借り上げて居住者と共に運営をします。

【このような物件を探しています】
コモンハウスとして活用する住宅を下記の様に想定し、豊島区内で探しています。

規  模3~4つの居住用の個室のある住宅で、リビング、ダイニング、キッチンは人が集まれるように多少広い物件を想定。
建物形態としては戸建住宅、共同住宅の1階、商店街の空き店舗併用住宅など
構  造新耐震基準(S56年、1981年以降)で建設された建物、または、耐震補強済みの建物
借上賃料個室の数にもよりますが、3個室ある物件で10万円程度、4個室で15万円程度
地  域巣鴨、要町、椎名町、雑司ヶ谷、目白周辺などを想定していますが、
その限りではありません。
コモンハウス用物件紹介依頼書
  物件紹介依頼書    


【コモンハウスがオープンした後は】
 ・コモンハウスを中心的な共有スペースとして、その周りに暮らす居住者を募ります。
 ・その方々の住まいは、コモンハウスの近辺で、地元の不動産業者さんに仲介していただくような橋渡しをCHCが行います。

【豊島区内で地域とつながりながら暮らしたい人を募集しています】
まずは、居住希望者オリエンテーションにご参加下さい。

タウンコレクティブ豊島組織関係図
▼ 豊島区居住支援協議会
http://www.city.toshima.lg.jp/machi/027286.html

お問い合わせは、info@chc.or.jp まで、お寄せください。


4. 「ミニコレクティブハウス 菊名」

タウンコレクティブづくりのモデルとして、コレクティブハウスを横浜に作る事を目指していた居住希望者のチーム「横浜チーム」は、菊名の一戸建てを活用する、「ミニコレクティブハウス菊名」にもトライしています。

― 菊名の経緯 ―

菊名の駅から徒歩8分にある緑の多い地域にある一戸建て。もともと2世帯住宅であったが、高齢の母親が亡くなり空き家となった。相続者の依頼で、この空き家を改装して、2011年から2組が実際に生活を始め、キッチンやリビングをコモンルームとし、さらに庭のある暮らしを楽しみつつ、外にすむ横浜チームのメンバーや居住者の知り合いなどで活用し、個人の活動の場としてだけでなく、チームの定例会やお試しミールをしたりしてきました。

菊名ミニコレ外観

地域は高齢化が進んでおり、古くからの人間関係ができていたが、この家の所有者が、新しい住まい手をつれて、ご近所に紹介をするなどし、地域の人にもすんなりとけ込むことができ、町内会の地区委員なども 新しい住まい手が早速当番を引き受け、喜ばれた。
庭のある一戸建てに若い人がすむ事はなかなか出来ない事で、地域にとけ込むにはさらに、何らかの支援が必要である。そういう丁寧なつながり作りから今の暮らしがはじまっている。今後は周辺に空き家がでれば、さらそこに、新たな住まい手がすむ事で、地域のネットワークを作っていきたいと考えている。


 

お問い合わせ

NPOコレクティブハウジング社
〒171-0031 東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ302
E-mail : kyoju-ch@chc.or.jp(担当: 狩野、宮前)
TEL: 03-5906-5340(事務局:矢田)