東北コミュニティ再生・創造支援とは?

宮城県 本吉郡 南三陸町
仮設に”はな”を咲かせよう
そして、これからのまちづくり・暮らしづくりにつなごう プロジェクト
(2011年7月~)

 現在、仮設住宅やその他の場所に仮住まいしていらっしゃる方々は、集落でまとまって移り住んでいるごく一部の方を除いて、顔なじみのご近所もばらばらになってしまいました。どちらの仮設住宅においても、できるだけ1人1人が孤立しないように様々な努力がなされています。
 南三陸町の集落や地区では、「講」や「結」、さらには新しい分家や移住者などの共同組織などで、共有財産を管理し助け合いの仕組みがあったそうです。そこには、かけがいのない絆と共同の暮らしの文化があったことだと思います。
 私たちは、いわば、その南三陸町の本来の地域力を現状のありように生かして行くにはどうしたらよいかと考え、2011年7月から「仮設からはじめるコミュニティづくり支援」活動を行ってきました。


 南三陸町の海
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/
 
 


















 仮設住宅では、手仕事をきっかけに女性たちが自分に向き合い、共におしゃべりをしながらいろいろなやりとりをしています。平成の森仮設住宅では「ばぁばどーる5丁目」という小さなコミュニティをつくっていて、彼らの手仕事作品には「前に、明日に向かって進むために、共に支え合いながらつくっています。」というメッセージが添えられています。また、この活動は、全国から布や道具を送って下さる方々によって支えられています。南方町仮設住宅では、80代の大工さんを中心に「とんとんクラブ」と銘打った工作チームの活動が始まっています。

 震災から一年が経ち、行政から災害危険区域内の土地の買い取り価格の目安が提示され、高台移転については候補地の説明がなされ、住民の意向調査のための何度目かのアンケートや個別相談が行われています。話し合いが進んでいる地区とそうでない地区がありながらも、少しずつ新しいまちづくりに向けて動き始めています。しかし、どんな暮らし方をしてどんなまちにしていきたいか、地域でも町全体でも、まだ老若男女で十分な議論がなされてはいません。
 CHCとしては、今までおつきあいしきた仮設住宅の方々との関係をきっかけに、2012年度は「持続可能なコミュニティづくり支援」活動として、本格復興のまちづくりと仮設コミュニティのさわやかな関係づくりのために、住民の方々一人一人が日々を快適に過ごし、水平な関係でやりとりのできる場づくりを支援していきたいと考えています。


■ 持続可能なコミュニティづくり支援 (2012年4月~)

 住民主体の暮らしづくり・住まいづくり・まちづくりこそ、持続可能なコミュニティづくりにつながります。今までの関係を大切にしたいという思い、仮設コミュニティでできた新たな関係も大切にしたいという思い、未来に向けて誰とどこでどう暮らしたいか、生きていきたいか一人一人の考えや思いを語り合う場づくりを支援していきたいと思います。
 また、ひきつづき、仮設コミュニティでの手仕事支援などの活動は引き続き行っていきます。

※ 平成24年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業


■ コモン・テ・しごと ― 生活の中での仕事づくり・交換する仕組みを考える (2011年11月~)

 コモンハウスを手仕事する場として積極的に活かしていく。簡単なものを「チクチク」縫いながらおしゃべりし、きれいなものができて、楽しくて・・・
作品として、社会に、世界にアピールすることもできる。そんなチャレンジを支援しています。

※ 平成23年度赤い羽根・災害ボランティア・NPOサポート募金助成事業


■ 仮設からはじめるコミュニティづくり支援 ― 集会所をコモンハウスに (2011年7月~)

 老若男女、コモンハウスでご飯をつくって食べて、お茶を飲んで、おしゃべりをして、友を招き、仕事もする。
コモンハウスの運営を通して、支え合いのある日常を取り戻し、仮設からはじめるコミュニティづくりを支援しています。

※ 平成23年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業



  • 仮設の集会所でコモンミール

  • コモン・テ・しごと中

南三陸町未来通信

プロジェクトの様子を「南三陸町未来通信」として定期的に発信しています。

発行日 通信名      内容概要
2014/3/27 南三陸町未来通信
11号 [PDF]
「南三陸に生きていく 私らしい・私たちらしい暮らし・住まいを求めて」ということで、CHCが支援活動を行った仮設住宅自治会会長さんの話を紹介しています。震災後、CHCと活動してきたことについて、全体を振り返ります。
2014/2/27 南三陸町未来通信
10号 [PDF]
「かもめの虹色会議」を支援していくに当たって、その内容と素敵なスケッチをご紹介。「かもめの虹色虹色会議」は、無機質な計画図に暮らしを彩る住民主体のまちづくりプロレスです。
2013/7/27 南三陸町未来通信
9号 [PDF]
「西地区高台移転について考えよう」をテーマに、住民どうし話し合う場を設けました。自力再建か災害公営住宅ということを中心に話し合った結果をご報告。
2013/2/27 南三陸町未来通信
8号 [PDF]
2011年に始まった私たちの活動を、この南三陸町未来通信を通して振り返ります。そして、この先、持続可能な未来へ。
2012/11/27 南三陸町未来通信
7号 [PDF]
仮設住宅での暮らしのこと、これからのまちづくりのこと、さらには現在の日本の「都市計画」のあり方についてなど、現状の話からこれからについての熱いメッセージが寄せられています。山古志や奥尻の体験談についての記事もあります。
2012/9/1 南三陸町未来通信
6号 [PDF]
仮設住宅の集会所で開催された、「椿 - 花咲く町づくり構想」のワークショップの様子などをご紹介!今後のキーワードとなりそうな「椿」という名前のついた島、「椿島」を、私たちが訪れた時のレポートもあります。
2012/8/17 南三陸町未来通信
5号 [PDF]
仮設住宅の集会所で開催される、まちづくりワークショップ。そのテーマである「椿 - 花咲く町づくり構想」の内容をご紹介!仮設に暮らす皆さんの着想に至った経緯や、町への想いが伝わって来ます。その他、手仕事の活動レポート、活動をサポートしている方々のご紹介があります。
2012/5/17 南三陸町未来通信
4号 [PDF]
仮設住宅の集会所で開催された、復興てらこ屋に参加いたしました!その時の様子を詳細にレポートしています。その他、できあがったバスのペインティングの写真や、コモン・て・しごとをサポートしている方々をご紹介しています!
2012/4/18 南三陸町未来通信
3号 [PDF]
手仕事など、活動の様子の報告、第3号。その他、復興てらこやに参加させてもらってのご報告や、移動図書館バスのペインティング作業の経過報告。そして、このプロジェクトメンバー渡邉からの熱いメッセージを掲載しています。
2012/2/28 南三陸町未来通信
2号 [PDF]
手仕事など、活動の様子の報告、第2号。他の仮設住宅では、こんな風に取り組んでいますと、情報交換のためにも、皆さんにお知らせしました。
2011/12/16 南三陸町未来通信
1号 [PDF]
訪れた仮設住宅の集会所に集まって、手仕事をしたり、食事をしたり、南三陸町の話をしたりした様子をご報告します。



活動の様子は、 Facebookをご覧ください。







※ なお、この支援活動には、

  独立行政法人福祉医療機構  http://hp.wam.go.jp/

  赤い羽根共同募金  http://www.akaihane.or.jp/

 からの助成を受けています。