設計者、企画者のためのコレクティブハウジング設計入門講座

設計者、企画者のためのコレクティブハウジング設計入門講座

日本で、2003年にコレクティブハウス第1号が生まれたのはご存じでしょうか。
北欧生まれのコレクティブハウジングの考え方は日本ではまだまだあまり知られていないのが現実ですが、現在では、方々の自治体の住宅マスタープランに地域の課題解決のためのハウジングとして記載されており、多くの人が孤立している現代社会において、隣人とつながりを持ち暮らすニーズはどんどん高まっていると言えます。

コレクティブハウジングは施設ではなく、住宅であり暮らしの仕組みです。
その仕組みを持つ住まいは住戸に加え共有空間の持つ豊かさや創造性・可能性によって支えられており、空間構成や設計は非常に重要です。そして、集まって暮らすことの新たな可能性を住む人とともに考えることが、企画する側の専門性として求められてきていると感じます。

コレクティブハウジング社では、いままでの経験を皆様と共有し、ぜひ活用いただければと考え、この度、要点を絞った「設計者のための入門講座」を開催いたします。この講座が、快適で安心な暮らしの場づくりに、多くの方が取り組まれるきっかけになればと願っています。



開催方法 オンライン講座(zoom)
開催日程 月1回程度開催。日程は申込カレンダーでご確認ください。
臨時開催のご要望も承ります。
受講料 6,600円(消費税込)/人
定員 各回5名まで
所要時間 全3時間(180分)
プログラム

コレクティブハウジングの歴史、概念など
コレクティブハウジングの空間計画について
日本のコレクティブハウス~居住者より自主運営の仕組み解説
国内外の事例から学ぶ 

講師

宮前眞理子(一級建築士)
1951年生まれ、建築・都市計画などに25年携わる中から、当事者参加のまちづくりや再開発事業などを試みる。1995年ごろより、コレクティブハウスの普及啓発活動に参加し、2000年NPOコレクティブハウジング社設立メンバーとなる。以後、現在までコレクティブハウジングの実現を推進し、住民と事業主の参加によるパートナーシップ型事業を提案し、主体的、創造的な暮らしづくりのコーディネートや仕組みづくりに取り組む。~2020年 東京造形大学<コミュニティデザインPJ>非常勤講師
日本のコレクティブハウスの企画設計コーディネート歴:CHかんかん森、CH巣鴨、CH大泉学園、CH元総社コモンズ、CH本町田
共著:住まいの冒険―生きる場所をつくるということー(住総研住まい読本、萌文社)

狩野三枝
1966年生まれ、13年間ユーザー参加の建築設計及び市民参加型まちづくりの現場で活動。1994年からコレクティブハウジングの研究・啓発活動(ALCC)に取り組み、2000年にNPO法人コレクティブハウジング社設立に参画。現在、NPO法人コレクティブハウジング社にて理事及びコレクティブハウジングの事業コーディネート・コミュニティづくりコーディネートに従事。~2019年 青山学院女子短期大学<環境デザイン論> 非常勤講師  、2018年 早稲田大学GEC<社会貢献のためのクリエイティブな発想と実践> 非常勤講師  、2021年~東京造形大学師<コミュニティデザインPJ> 非常勤講  。
日本のコレクティブハウスの企画設計コーディネート歴:CHかんかん森、CH巣鴨、CH聖蹟、CH元総社コモンズ、CH本町田
共著:「参加のデザイン道具箱」(世田谷まちづくりセンター)、「参加するまちづくり」(OM出版)

矢田浩明 
2007年より居住者としてコレクティブハウスづくりの活動に参加。2009年よりコレクティブハウスに居住。居住後にコレクティブハウジング社の活動に参加しはじめ、ハウスづくりのプロジェクトにスタッフとして参加。2014年より理事。現在、事務局とコミュニティづくりコーディネート業務を担当。NPO法人コレクティブハウジング社「コーディネーター養成講座」修了。青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。

日本のコレクティブハウスの企画設計コーディネート歴:CH本町田





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